今までの歴史の中で、心身に障がいがある子ども、障がいがある方、高齢で介護が必要な方、認知症などで治療が必要な方々は介護保険や自立支援法など、縦割りの制度に区別をされていました。しかも本人の望みとは違い、生まれ育った地域から離れた土地に住まなければいけないことがありました。
NPO法人ちば地域生活支援舎では「住み慣れた地域」と「そこに暮らす本人の生きる力」を大切にして、地域全体で子どもから高齢者、障害者の方の支援することを目的に、高齢者、障害者のデイサービス、児童デイサービス、障害者の就労支援などの活動しています。
「五根の家」は、通って・泊って・自宅にも来てくれていざとなったら住むこともできる、をコンセプトに高齢者を対象とした小規模多機能ホームとグループホームが一体となった施設です。
高齢になり、身体が思うように動かなくなってきたり、物忘れが多くなって今までの生活が送りにくくなることは誰にでも想定されます。
支援が必要になった時に、本人の状態や制度の枠組みで区別されることなく、生まれ育った地域で暮らし続ける為の必要な支援を行える施設としてつくられました。
今回は高齢者介護の現状を見ていただき、地域全体で協働して見守ることの必要性、重要性を感じとっていただきたいと思います。
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